あなたの周りに根に持つタイプはいますか?
職場や学校、ママ友など、付き合いを絶ちにくい人間関係の中に根に持つタイプがいると、「めんどくさい」と感じることありますよね。
こうした根に持ちやすい人とはどういう付き合い方をすればいいのでしょうか?
まずは根に持ちやすい人の特徴やその心理から知って対策を考えていきましょう。
根に持ちやすい人の特徴とは
特徴1:記憶力がいい
いいことのように聞こえますが、根に持ちやすい人は悪いこともよく覚えています。
そして、どちらかと言うと、自分にとってマイナスな感情を持つ記憶ほど忘れることができないのです。
特徴2:自分にも他人にも厳しい
根に持ちやすい人は、ミスや失敗に対して過剰に反応しがちです。
周囲から見れば些細なことでも、思い通りにできなかったり、こうあるべきと思った通りにならない場合に、とても大きな失敗をしてしまったと感じるのです。
完璧主義とも言えなくもないですが、その「べき論」は自分だけの思い込みであることもあります。
特徴3:ネガティブ思考
たった一つの失敗や、ちょっとうまくいかなかったことをいつまでも忘れられず、「だからきっといい結果にならない」「あのことがあったからうまくいかない」などと、どんどんマイナスの方向へと考えてしまいがちです。
特徴4:プライドが高い
「プライドが高い」と言うと、自信満々な人を思い描くかもしれませんが、実は自己肯定感が低い人も多いです。
常に自分を認めてもらいたいという気持ちがあるのですが、反対に否定されたり裏切られたと感じる言動をされると、傷つき、いつまでも忘れられなくなるのです。
ある意味、傷つきやすい人とも言えます。
特徴5:正義感が強く理想が高い
高い正義感と理想があるがゆえに、それを踏みにじられたと感じたとき、根に持つほどの怒りや喪失感、傷心と言った負の感情を持ってしまい、忘れられない強烈な記憶となってしまうのです。
特徴6:人間関係が狭い
理想や正義感が高く、プライドも高いため、そうした自分の基準を満たしてくれる周囲の人は少なくなります。
そのため、裏切られた・傷つけられたと感じることも多く、信頼を置ける人が少なくなってしまうため、狭い人間関係となるのです。
根に持ちやすい人の心理とは
心理1:劣等感を抱いているため周りの評価が気になる
相手の言葉や失敗に敏感な人は、自分に自信がないために、周囲の目や自分の評価が気になりすぎているとも言えます。
劣等感が強く、自信がないのです。そのため、いつでも自分がどう見られているのか不安を抱えています。
心理2:マイナス思考
考え方がマイナス方向にばかり進んでいってしまうため、一つのことがどんどん悪い結果になるように想像が膨らんでしまいます。
小さな出来事が、大きなマイナスに膨らみ、ストレスとなっているのです。
常にストレスを持っている状態なので、寛容な心になりにくいという負のスパイラルに。
心理3:人に期待している
ある意味、人を信じているともいえるのですが、誰かに認められたいという欲求が強いがゆえに、「きっとこうしたら認めてくれる」という下心が原動力になっていることが多いです。
そのため、期待通りに認められないと、「裏切られた」「傷つけられた」という結果に。
心理4:傷つきやすい
本当は認めてほしいのに否定されたと感じると、ひどく傷ついてしまいます。
周囲から見ればたいしたことではなくても、自己肯定感が低く、ネガティブな発想をしている人にとっては、傷口に塩を塗り込むように感じることも。
心理5:平和主義
嫌われたくないという心理から、実は日ごろは自分を押し殺し、周囲に無理やり合わせていることが多いのです。
こうした状態が続くと、次第にストレスが溜まり、ある日爆発してしまいます。
また、「私は日ごろみんなに合わせてここまでしているのに」という、人に期待している部分が強いため、被害者意識も強くなってしまいます。
根に持ちやすい人とどうかかわる?対処法
ここまで、根に持ちやすい人の特徴と心理状態についてご紹介してきました。
そうした人と上手にかかわっていくためにはどうしたらよいでしょうか?
対処法1:距離を置く
もしもあなたがカウンセラーのように相手を変えることができるほどの能力があったり、相手に莫大なパワーを使ってでもいい関係になりたい!というのでもなければ、距離を置くのが一番です。
一緒にどこかに行ったりやったりすることはなるべく避け、あくまでもお互いにメンバーの一員という立場で接しましょう。
そうすれば、おのずと相手もあなたに対する期待感が減り、根に持たれることも少なくなります。
対処法2:うらやましがられることをしない
根に持つ人と言うのは、相手のことをうらやましく思っているとも言えます。
自分が欲しい状態や状況をなぜあなたが持っているの?私はこんなにもしているのに・・・という思考です。
そのため、自慢話にとられることや、得したというようなことはなるべく表に出さない方が無難です。
対処法3:まずは認めてあげてから
話をする時に、すぐに会話を切ったり、自分の意見にすり替えたりしていませんか?
常に人に認められたいという欲求を持っている人にとっては、そうした行為がストレスになり、その人は自分を否定する人と言う烙印を押して根に持つようになります。
いったんはその人の話を聞いて「あなたの言うことも分かるよ」と認めてあげてから話を進めましょう。
そうすれば、あなたがその人を尊重もしているんだよ、ということが相手に伝わりやすいです。
まとめ
根に持ちやすい人のイメージは、「傲慢で気が強い人」というイメージがあったのですが、意外にも「平和主義で傷つきやすく自分に自信のない人」ということでした。
こうした人とは、めんどうであれば距離を置くのが一番手っ取り早い対処法です。
とは言え、お付き合いが切れない場合には、まずは相手の話を認めてあげるとすんなりと関係が築きやすくなります。
また、根に持ちやすい人の特徴を読んで「自分にも当てはまるところあるかも」と思った方もいますよね。人間ですから、不安に思う気持ちや、時にはネガティブになってしまうこともあります。
そういう場合には、思いっきり好きなことをしたり、「どうせ明日にはみんな忘れてる」と思うようにしてみるとよいそうですよ。
何かに熱中すると、嫌なことも忘れますし、実際のところ周囲の人はそれほど気にしていないことがほとんどなのですから。
ポジティブに明るく、さわやかな気持ちで毎日を送りたいものですね。