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万引き家族のキャストとあらすじは?感想・評価と撮影場所は?

投稿日:2018年5月24日 更新日:

第71回 カンヌ国際映画祭にて最高賞 パルムドール賞を受賞した2018年6月8日(金)全国ロードショーにて公開される「万引き家族」のあらすじや原作、キャストや感想をまとめてみました。

万引家族のあらすじ

街角のスーパーで鮮やかな連係プレーで万引きをする、父の治(リリー・フランキー)と息子の祥太(城桧吏)。

肉屋でコロッケを買って、寒さに震えながら家路につくと、団地の1階の廊下で小さな女の子(佐々木みゆ)が凍えている。

母親に部屋から閉め出されたらしいのを以前にも見かけていた治は、高層マンションの谷間にポツンと取り残された平屋に女の子を連れて帰る。

母の初枝(樹木希林)の家で、妻の信代(安藤サクラ)、彼女の妹の亜紀(松岡茉優)も一緒に暮らしている。

信代は「もう少し金の匂いのするもん拾ってきなよ」とボヤきながらも、温かいうどんを出してやり名前を聞く。

「ゆり」と答える女の子の腕のやけどに気付いた初枝がシャツをめくると、お腹にもたくさんの傷やあざがあった。

深夜、治と信代がゆりをおんぶして団地へ返しに行くが、ゆりの両親が罵り合う声が外まで聞こえる。

信代には、「産みたくて産んだわけじゃない」とわめく母親の元に、ゆりを残して帰ることはできなかった。

翌日、治は日雇いの工事現場へ、信代はクリーニング店へ出勤する。

学校に通っていない祥太も、ゆりを連れて〝仕事”に出掛ける。

駄菓子屋の〝やまとや”で、店主(柄本明)の目を盗んで万引きをするのだ。

一方、初枝は亜紀を連れて、月に一度の年金を下ろしに行く。家族の皆があてにしている大事な〝定収入”だ。

亜紀はマジックミラー越しに客と接するJK見学店で働き、〝4番さん(池松壮亮)”と名付けた常連客に自身と共鳴するものを感じ、交流がはじまる。

春の訪れと共に、「荒川区で5歳の女の子が行方不明」というニュースが流れる。

両親は2ヶ月以上も「親戚の家に預けた」と嘘をついていたが、不審に思った児童相談所が警察に連絡したのだ。

ゆりの本当の名前は「じゅり」だった。

呼び名を「りん」に変え、髪を短く切る信代。

戻りたいと言えば返すつもりだったが、じゅりはりんとして生きることを選ぶ。

信代は、「こうやって自分で選んだ方が強いんじゃない?」と初枝に語りかける。「何が?」と聞かれた信代は、「キズナよキズナ」と照れながらも、うれしそうに答えるのだった。

 

時は流れ、夏を迎え、治はケガが治っても働かず、信代はリストラされるが、それでも一家には、いつも明るい笑い声が響いていた。

ビルに囲まれて見えない花火大会を音だけ楽しみ、家族全員で電車に乗って海へも出掛けた。

だが、祥太だけが、〝家業”に疑問を抱き始めていた。そんな時、ある事件が起きる──。

引用:http://gaga.ne.jp/manbiki-kazoku/

万引き家族の原作は?

2018年5月28日に映画『万引き家族』の小説が発売されます。

ということは、「万引き家族」には原作は存在しないということでしょうか。

答えは「YES」。

しかし、調べていくと1968年に公開された『白昼堂々』を思い出したという意見が多く見られました。

映画『白昼堂々』とは?

結城昌治原作、野村芳太郎監督の作品で、主演が渥美清、藤岡琢也が出演しています。

この作品は家族の話はあまり描かれていないのですが、「万引き」や「泥棒」などが描かれているため連想した人が多かったみたいで、「白昼堂々」の万引き集団は、映画「万引き家族」に似ているような気がします。

「万引き家族」のモデルや題材は?

おそらく、題材やモデルは是枝監督の実体験や今の社会の現状ではないかということが考えられます。

是枝監督自身も10年間の間にいろんな経験をされました。2016年には母親が死去。そして、娘の誕生。自身の「家族」にも大きな変化があったことから今回の映画「万引き家族」でも家族が題材になったのかもしれないですね。

また、モデルになったと言われているのが年前に起こった年金詐欺事件

2010年、足立区で111歳とされていた男性が白骨化して発見され、実は30年以上前に死亡していたことが発覚。死亡届を出さずに年金をもらい続けていたとして、家族は後に詐欺で逮捕されるという事件が起こりました。

その事件をきっかけに全国で相次いで類似の事件が発覚しました。

どうやらこの事件もきっかけのひとつになり、「社会から排斥される存在」を描こうと決めたみたいです。

万引き家族の主題歌と挿入歌は?

万引き家族の音楽は、細野晴臣が担当します。

現在もミュージシャンとして活躍している細野晴臣が「万引き家族」でどのような音楽を作ったのかはまだ公開されていないようなので、情報が入り次第お伝えしたいとおもいます。

万引き家族のキャストは?

柴田治/リリー・フランキー

出典:https://twitter.com/lilyfranky_jp

1963年11月4日生まれ、福岡県出身。

武蔵野美術大学卒後、イラストやデザインのほか、文筆、写真、作詞・作曲、俳優など、多分野で活動。2006年に本屋大賞受賞。音楽活動では、総合プロデュースした藤田恵美「花束と猫」が「第54回 輝く! 日本レコード大賞」において優秀アルバム賞を受賞。俳優としては、映画「ぐるりのこと。』」でブルーリボン賞新人賞、「そして父になる」で第37回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞、「凶悪」で優秀助演男優賞ほか多数の映画賞を受賞。2016年にも第40回日本アカデミー賞、第59回ブルーリボン賞でそれぞれ優秀助演男優賞を受賞。

柴田信代/安藤サクラ

出典:https://www.instagram.com/sakuraando/

1986年2月18日生まれ、東京都出身。

2007年奥田瑛二監督作「風の外側」で本格俳優デビュー。10以上の賞を受賞する人気の実力派女優。2014年「百円の恋」で第39回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞、ブルーリボン主演女優賞ほか数々の賞を受賞。

柴田亜紀/松岡茉優

出典:http://www.hirata-office.jp/talent_profile/woman/mayu_matsuoka.html

1995年2月16日生まれ、東京都出身。

2008年本格的デビュー。2016年「真田丸」でNHK大河ドラマ初出演。」「ちはやふる」では第8回TAMA映画賞で最優秀新進女優賞、第40回山路ふみ子映画賞で新人女優賞を受賞。映画初主演の「勝手にふるえてろ」では第30回東京国際映画祭においてコンペティション部門観客賞&東京ジェムストーン賞を、第27回日本映画プロフェッショナル大賞で主演女優賞・作品賞をそれぞれW受賞。

柴田祥太/城桧吏

出典:https://www.stardust.co.jp/news/?id=7205

2006年9月6日生まれ、東京都出身。映画「となりの怪物くん「」、Netflixドラマ「僕だけがいない街」などに出演。7人組の男子小学生ユニット「スタメンKiDS」のメンバーとしても活躍中。

じゅり(ゆり)/佐々木みゆ

出典:http://gree.jp/sasaki_miyu/blog/entry/632608056

2011年6月21日生まれ、東京都出身。本作が俳優としてのデビュー作。ミサワホームのCM「南極×ミサワホーム」、Webムービー「ゆいの森 荒川」に出演。

柴田初枝/樹木希林

出典:https://www.instagram.com/explore/tags/樹木希林/

1943年1月15日生まれ、東京都出身。

文学座付属演劇研究所第1期生。幅広い分野で活躍している。「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」、「わが母の記」で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞、「歩いても歩いても」でブルーリボン賞助演女優賞、「悪人」で日本アカデミー賞助演女優賞など数々の映画賞を受賞。

4番さん/池松壮亮

出典:http://www.horipro.co.jp/ikematsusousuke/

1990年7月9日生まれ、福岡県出身。2003年トム・クルーズ主演『ラスト サムライ』で映画デビュー。「愛の渦」、「海を感じる時」、「ぼくたちの家族」に出演し日本アカデミー賞新人俳優賞、ブルーリボン賞助演男優賞を受賞し若手演技派俳優の地位を確立。

柴田譲/緒形直人

出典:https://www.ogatanaoto.net/

1967年9月22日生まれ、神奈川県出身。1988年「優駿ORACION」にてデビューし、日本アカデミー賞新人俳優賞、ブルーリボン新人賞など数々の賞を受賞。映画「わが心の銀河鉄道 宮沢賢治物語」では日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞し、俳優としてのキャリアを重ねる。

柴田葉子/森口瑤子

出典:https://twitter.com/yoko_moriguchi

1966年8月5日生まれ、東京都出身。1983年ミス松竹に選ばれ、「男はつらいよ 口笛を吹く寅次郎」でデビュー。2002年、主演作「UNloved」で第54回カンヌ国際映画祭批評家週間部門、エキュメニック新人賞とレイル・ドール賞を受賞。

北条保/山田裕貴

出典:https://www.instagram.com/00_yuki_y/

1990年9月18日生まれ、愛知県出身。2011年俳優デビュー。映画、舞台、ドラマと多方面に活動の幅を広げている。

北条希/片山萌美

出典:https://twitter.com/neichiamo

1990年10月1日生まれ、東京都出身。12年第44回「ミス日本ネイチャー」として国内外で活動。13年本格的に芸能活動を開始。初掲載されたグラビアが「新しい日本の美」と絶賛され大反響。

前園巧/高良健吾

出典:https://profile.ameba.jp/ameba/kengo-kora

1987年11月12日生まれ、熊本県出身。2006年「ハリヨの夏」で映画初出演、以来数多くの映画に出演。2009年「ハゲタカ」などで第23回石原裕次郎新人賞、NHK連続テレビ小説「おひさま」で第36回エランドール賞新人俳優賞、「苦役列車」で第36回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞、「横道世之介」で第56回ブルーリボン賞主演男優賞。

宮部希衣/池脇千鶴

出典:https://chizuru.ikewaki.jp/

1981年11月21日生まれ、大阪府出身。1997年、第8代三井リハウスガールに選ばれデビュー。1999年「大阪物語」でヒロインに抜擢され、第73回キネマ旬報日本映画新人女優賞ほか数々の新人賞を受賞する。2013年「そこのみにて光輝く」で第9回アジア・フィルム・アワード最優秀助演女優賞ほか数々の映画賞を受賞。

川戸頼次/柄本明

出典:http://www.knockoutinc.net/

1948年11月3日生まれ、東京都出身。1976年劇団東京乾電池を結成。座長を務める。1998年「カンゾー先生」にて第22回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞ほか様々な映画賞を受賞。2003年「座頭市」などで第58回毎日映画コンクール男優助演賞受賞。映画のみならず、舞台やテレビドラマにも多数出演。2011年、紫綬褒章と芸術選奨文部科学大臣賞受賞。2015年、第41回放送文化基金賞番組部門演技賞受賞。

万引き家族の舞台やロケ地、撮影場所は?

日本大学駿河台キャンパス

2018年1月18日には、松岡茉優さんと高良健吾さんが撮影していた姿が目撃されています!

小湊鉄道の電車内

小湊鉄道とは、千葉県市原市”五井駅”から夷隅郡大多喜町”上総中野駅”をつないでいる路線です。

撮影のためのエキストラの募集がここで行われていました。

千葉県いすみ市の海水浴場

こちらもエキストラ募集が行われていました。

夏のシーンの撮影で使われたようです。

万引き家族の感想と評価は?

今作の元ネタは、前文でもご紹介したように死亡届を出さずに家族の年金を不正受給していたという事件が発端。

そんな映画の気になる感想と評価かを見ていきましょう。

必死だった。超一流の俳優たちの、一つひとつの台詞、一つひとつの表情、一つひとつの仕草に、心がぐちゃぐちゃにかき乱され、物語についていくことに、ただただ必死だった。その根底にある「怒り」。それでいて、喜びも、哀しみも、楽しさも、喜怒哀楽のすべてが描かれ、力強く(容赦なく)伝わってきた。

 

とんでもない傑作。
心が苦しいのに、温まって観終わった後またすぐに観たくなった。

 

この映画で描かれる家族は歪みきった愛を共有している。共有された愛は結びつきを強くする。しかし、この家族には致命的に秩序が欠落していた。

誰のものでもない個人が集まり、誰のものでもない商品を万引きして生計を立てる。
これは残念ながら幻想だ。

人にも商品にも所有者が存在する。
そこを愛の力だけで乗り切るには、今のこの国で駆け落ちを成功させるほど難しい。

愛には色々な形があって然るべきだが、その愛が本当にその人を幸せにするかは、誰にもわからない。

 

人間本来の幸せって何か
自分の居場所ってどこなのか
多くの問いかけがこの映画から
アンビバレントに押し寄せてくる

自分の生活と向き合い
社会全体を見渡すと
自分の知らない幸せ
楽しさがまだまだ多く
満ち溢れている可能性を感じた

血縁のボーダーをとっぱらい
まさに、カンヌから世界へ発信され
言葉ではない世界に通じる
最高の作品でした

 

見、貧しいながらも肩を寄せ合い暮らす家族、実際そうなのではあるが…一皮向けば複雑な関係のこの家族。
途中、是枝監督の「誰も知らない」を観た時の気持ちをすこし思い起こしたり…
胸を締め付けられる言葉、情景、ほんとうの家族とは親子とは何なのか…
真実とは何を指すものなのか…人が人として大切にすべきものとは…
それぞれの心情をおもう。
こころの騒ぐ音を沈めながら気付くと息すること忘れ、呼吸のしかた確認しながら観ていました。

 

万引き家族の海外の反応は?

第71回カンヌ国際映画祭で、最高賞であるパルムドールを獲得しているだけあって、海外の反応も非常に気になるところです。

海外の有名な映画評論家の方々はどのようなコメントをしているのでしょうか。

いずれの方も、今回の第71回カンヌ国際映画祭にて審査員を務めた権威ある方々です。

・Justin Chang氏

「優れた映画監督が彼の最高傑作で国際映画祭の最高栄誉を得たのはとても素晴らしいことだ。

ブラボー、是枝監督。

ブラボー、審査員。

ブラボー、カンヌ。」

・Jon Frosch氏

「私が選んだ作品ではなかったが、『万引き家族』は本当に素晴らしい作品。

2013年の『アデル、ブルーは熱い色』以降最高のパルム・ドール受賞作品だ。」

・Michael Leader氏

「是枝裕和!!

”万引き家族”は彼の作品の中でも最高傑作で、彼のユニークな作風に新たな次元が加えられた。

画期的なパルム・ドール選出ではなかったが、”万引き家族”のパルム・ドール受賞に関しては何の不満もない。」

・Guy Lodge氏

「脚本賞は3作品、そしてゴダール監督の作品もあるなか、審査員の票は多くに割れた。

だが間違いなく是枝監督の作品を批判する人はいないだろう。」

・Emily Yoshida氏

「イェイ、是枝監督!

”万引き家族”がパルム・ドールを受賞するとは予想していなかったが、受賞に相応しい作品であることは間違いない!」

ご覧の通り、是枝裕和監督の”万引き家族”がパルムドールにふさわしいことは誰もが認めています。

まとめ

この映画は、よりリアルさを出すためにキャストはみんな「すっぴん」で行われたそうです。

現在も年金を不正受給する事件などお金に関する事件が後を絶えません。

年金詐欺事件がきっかけになったこの映画で、何らかのいい影響が出るといいなと思っています。

「万引き家族」というタイトルで、「犯罪」に手を染めているのに、公開されている画像↓

の、家族睦まじい様子が、なんだか寂しさと儚さと不思議さを思わせます。

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