みなさん!夏至(げし)とは何かご存知でしょうか?
冬至はなんとなく知っていても、夏至について知っているという人は案外少ないのではないでしょうか?
実は、管理人も夏至についてよく知りません…
そこで今回は、夏至について調べていきたいと思いますので、夏至が来る前にあなたもここから情報を得て、当日友達や家族に夏至についての話題が出たときに会話についていけるようにしておきましょう!
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夏至とは
簡単に夏至とは何かを話してしまうと、昼の長さが一番長い日の事を言います。
夏至は毎年6月22日前後で、夏至が終わった翌日から本格的な夏が始まります。
夏至とは?さらに詳しく!
季節は春夏秋冬と4つに分けられています。夏至のほかにも冬至・立春・立夏・立秋・立冬とありますが、春夏秋冬の4つの季節を24つにさらに細かく分け、地球から見たときの太陽の位置によって夏至などの季節が決められます。
太陽は1年かけて地球の周りを1周しますが、約15日経過するたびに(太陽が15度進むたび)新しい季節がやってくることになります。
24分割した季節(二十四節気)である夏至は、北半球に太陽が当たっている時間が一番長く、逆の南半球に日が当たっている時間は短くなります。
夏至の日照時間は?
日照時間と言っても、北海道から沖縄までの距離が離れていることから、日照時間も地域によって多少の差が出てきますが、平均的な日照時間を見てみると夏至の日照時間は14時間50分程度です。
夏至に食べる食べ物は?
冬至といったら小豆やかぼちゃと食べる風習がありますが、夏至に食べる食べ物は特にありません。
日照時間が一番長い日ということは、一番暑い日でもあるという理由で、「そうめん」などの冷たいものを勝手に想像してしまっていたということはここだけの話…
でも、なぜ食べるのもが決まっていないのか。それは、夏至である6月22日から半夏生(はんげしょう)と呼ばれる約11日目までの時期は田植えの時期でもあり、忙しく何かを食べてお祝いをするという余裕がなかったためだといわれています。
ただ、夏至から半夏生の間に食べると良いものは「タコ」「鯖」「うどん」「水無月」があるようです。
詳しくはこちら↓
夏至の風習
関西では夏至にタコを食べる
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夏至から半夏生までにかけての時期に関西では「タコ」を食べるという風習があります。
なぜタコなのか…それは田植えと関係しますが、「稲の根がタコのようにしっかり地面に張ること」と祈願する意味でこの時期にタコが食べられるようになったそうです。
京都では夏至に水無月を食べる
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京都では6月30日に「水無月」というお菓子を食べるという風習があります。
夏越の祓(なごしのはらえ)という、半年分のケガレを落とし、この後半年の健康と魔除けを祈願するという意味で食べられるようになったそうです。
香川では夏至にうどんを食べる
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香川県生麺事業協同組合は、半夏生である7月2日を「うどんの日」と定めており、田植えが終わり、その労をねぎらう意味でうどんが食べられたのが始まりです。
福井では夏至に鯖を食べる
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福井県大野市では、江戸時代に鯖の水揚げが多く、当時の大野藩主は漁村の年貢軽減と田植えで疲れた農民の栄養補給のために鯖を食べることを推奨します。
農民にとっては鯖は高価なものでしたが、この日ばかりはみんな家族の分を買い、食べていたそうです。
この風習が今も残っており、半夏生の時期には一匹丸ごと焼いた「焼き鯖」を一人一本食べるという風習があります。
夏至の各地のイベント情報
夏至のイベント:二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)の夏至祭
夫婦円満・縁結びのパワースポットとして知られている二見浦の夫婦岩の前で禊ぎを行い夫婦岩の間から昇る朝日を拝みます。
夏至の前後一か月のみ、夫婦岩の中央から朝日が昇るのはこの夏至の間だけで、更に富士山の重なる神秘的な光景が見ることができるのはこの期間のみです。
日にち:2019年6月22日(土)
開催時間:03:00~06:00
会場:二見興玉神社
駐車場:敷地内に30台無料駐車場あり
まとめ
夏至は1年で一番日照時間が長い日のことを言います。
夏至は日本だけのものと思われがちですが、実は夏至は世界にも通じておりイベントも行われています。
ご紹介した二見興玉神社で行われる夏至祭は古くから行われている伝統的なお祭りなので、この機会に行ってみてはいかがでしょうか?